角部屋と中部屋、実際どっちがいいの?
賃貸物件を探していると、間取りや立地だけでなく「角部屋か中部屋か」という選択肢に迷う方も多いのではないでしょうか?
物件情報を見ると「角部屋」の表記にちょっと惹かれてしまうけれど、「中部屋」の方が家賃が安いし光熱費も抑えられそう…そんな悩み、誰もが一度は経験しているはずです。
今回はそんな角部屋と中部屋の違いについて、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説しながら、どちらが自分に向いているかを考えるヒントをお届けします!
角部屋のメリットとは?
✔️採光・通風が良い
角部屋の最大の魅力は、窓が複数方向にあること。これにより自然光がたっぷり入り、日中も照明を使わずに過ごせることが多くなります。また風の通りも良く、湿気がこもりにくいのも嬉しいポイント。洗濯物も乾きやすく、室内の空気がこもらないため、快適な住環境を実現しやすいです。
✔️隣接住戸が少なく静か
通常、中部屋では左右両側に隣人がいますが、角部屋では片側だけ、もしくは隣接がないケースも。そのため隣人の生活音に悩まされにくく、静かに暮らしたい人にぴったりです。上階や下階からの音はあるものの、横の音トラブルが少ないのは大きな魅力です。
✔️プライバシー性が高い
角部屋は通行人の視線や隣の生活感が届きにくく、カーテンを開けても視線が気になりにくい配置になっていることが多いです。プライベート空間を大事にしたい人にも好まれる理由ですね。
️角部屋のデメリットも知っておこう
❗家賃が高めに設定されている
人気がある分、家賃設定は高め。中部屋と比べて2,000~5,000円ほど高いケースが一般的です。立地や築年数が同じでも「角部屋プレミア」が加わるため、予算に余裕がある人向けかもしれません。
❗外気の影響を受けやすい
壁面が多く外気に触れるため、夏は暑く冬は寒い傾向があります。断熱性能が高い物件なら気にならないかもしれませんが、古めの物件だとエアコンの効きが悪く、光熱費がかさむ可能性も。断熱対策や遮熱カーテンの導入が必要になることもあります。
❗雨風・音の影響を受けやすい
建物の端に位置するため、強風や雨音が直接伝わってくる場合があります。また、道路沿いなどに面していると騒音が気になることも。周辺環境との相性も大事なチェックポイントです。
中部屋のメリットは?
✔️家賃が比較的安い
角部屋に比べて家賃は安めに設定されていることが多く、同じ物件内でも5,000円以上差があるケースもあります。コスパ重視の方や、毎月の固定費を抑えたい人には嬉しい選択肢です。
✔️外気の影響を受けにくく、光熱費が抑えられる
両隣に住戸があるため、冬の寒さや夏の暑さが和らぎやすいのが中部屋の特徴。壁が断熱材のような役割を果たしてくれるため、冷暖房効率が良く、光熱費が安く済むことも。経済的にも優しい住まいと言えます。
✔️建物の中央にあり災害に強い
風や振動、地震などの揺れに対して、建物の中央に位置する中部屋はやや有利。特に高層マンションでは、角部屋よりも揺れを感じにくい場合があります。
️中部屋のデメリットは?
❗通風・採光が劣りやすい
窓が1面しかなく、隣家に囲まれているため、日当たりや風通しはどうしても角部屋に劣ります。昼間でも照明が必要なこともあり、洗濯物が乾きにくい、湿気がたまりやすいといった悩みも出てきます。
❗音の問題に敏感になりやすい
両側に隣人がいるため、生活音が聞こえやすくなるのが中部屋の難点。特に壁が薄い建物や、防音性能の低い物件では、ストレスになることも。逆に、自分の音も漏れやすく、気を使う場面が増えるかもしれません。
結局どっちがいい?ライフスタイルに合わせて選ぼう!
どちらが“絶対にいい”という答えはありません。ポイントは、自分のライフスタイルや重視したいことに合わせて選ぶことです。
▼角部屋がおすすめな人
・自然光をたくさん取り入れたい
・風通しの良い空間で快適に過ごしたい
・隣人との接触を最小限にしたい
・多少家賃が高くても快適さを重視したい
▼中部屋がおすすめな人
・家賃や光熱費をなるべく抑えたい
・音に対してあまり神経質でない
・日当たりや風通しよりもコスパ重視
・防音や断熱性の高い築浅物件を選べる
✨まとめ|「理想の暮らし」を思い描いて選ぶのが正解!
角部屋と中部屋、それぞれに良いところと気をつけたいポイントがあります。物件選びで後悔しないためにも、内見時には必ず部屋の位置と周囲の環境をチェックし、自分が「心地よく暮らせる空間はどちらか」をイメージして選ぶことが大切です。
理想の部屋探しに役立てていただければ嬉しいです!
これからの新生活、ぜひお気に入りの住まいでスタートさせてくださいね