おしゃれだけじゃない!デザイナーズマンションのメリット・デメリットとは?
「コンクリート打ちっぱなしの壁」「吹き抜けの天井」「メゾネット構造」……
そんな個性的でスタイリッシュな住まいに惹かれて、「デザイナーズマンションに住んでみたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
デザイナーズ物件は、見た目の美しさだけでなく、“暮らしそのものをデザインする”魅力があります。
ただし、住みやすさという観点で見ると、見落としがちな注意点や向き不向きも存在します。
今回は、デザイナーズマンションを検討している方に向けて、メリット・デメリットをリアルな視点で解説していきます!
デザイナーズマンションのメリット
✅1. おしゃれで唯一無二の空間
デザイナーズ物件の最大の魅力は、なんといっても洗練されたデザイン性。
無機質なコンクリート、開放感ある天井高、ガラス張りの壁や階段など、住まいそのものがインテリアの一部になります。
・モノトーンで統一された空間
・間接照明やスポットライトで演出された室内
・アトリエやサロン風に使える間取りも
“見せる暮らし”がしたい人にとっては理想の住空間といえるでしょう。
✅2. 他人とかぶらない個性的な設計
一般的な賃貸マンションでは、隣の部屋とまったく同じ間取り…ということがほとんど。
一方デザイナーズは、部屋ごとに間取りや設計が異なるケースも多く、オンリーワンの住まいが叶います。
・住戸ごとに間取り・窓の配置・導線が異なる
・ワンルームでも空間に“抜け感”や“遊び”がある
・建物の外観そのものにデザイン意図が込められている
個性や感性を大切にしたい方には、テンプレートに収まらない自由な住まい方ができるのが魅力です。
✅3. 設備が意外と充実している物件も
見た目重視に思われがちですが、意外と浴室乾燥機・追い焚き・床暖房・宅配ボックスなどの設備も整っている物件が増えています。
特に都心部の築浅デザイナーズマンションでは、セキュリティ面や利便設備も妥協していないケースが多く、“見た目も中身も優秀”な物件も多数存在します。
デザイナーズマンションのデメリット
❗1. 家賃が相場より高め
おしゃれで個性的な分、賃料は周辺の一般的なマンションより1~2割高い傾向があります。
・デザイン料や施工コストが反映されている
・築年数が古くても家賃が高めに設定されていることも
「デザイン性に価値を感じるかどうか」で判断が分かれるポイント。コスパ重視の方には不向きかもしれません。
❗2. 使い勝手が悪いケースも
ガラス張りの浴室や開放的な間仕切り、メゾネット構造など、見た目は良くても日常生活ではやや使いにくい間取りもあります。
・収納が極端に少ない
・冷暖房が効きにくい
・光の入りすぎで夏場に暑い
・ガラスや金属が多く、生活音が響く
暮らしてみてから「見た目だけで選ぶべきじゃなかった」と後悔しないために、“住み心地”のチェックは入念に!
❗3. 壁・床の防音性能に注意
デザイナーズ物件は、コンクリート打ちっぱなしの無機質な内装が多く、音が反響しやすい構造になっている場合があります。
・木造よりは遮音性があるが、室内での音が響く
・デザイン重視のスケルトン構造で、生活音が漏れやすい
音に敏感な方、在宅ワークをする方は、内見時に必ず音の響きや防音性を確認しておくことをおすすめします。
デザイナーズマンションはこんな人におすすめ!
・インテリアや空間にこだわりたい
・一人暮らしやDINKsで、“自分らしい空間”を楽しみたい
・スタジオやアトリエ的な活用も検討している
・多少家賃が高くても、デザイン性を重視したい
逆に、収納力・生活動線・家賃コスパを優先したい人には不向きな場合もあります。
見た目に惹かれたら、まずは「住みやすさ」や「使いやすさ」の視点でもしっかりチェックを。
まとめ|“憧れ”で終わらせない、納得のデザイナーズ暮らしを
デザイナーズマンションは、ただおしゃれなだけでなく、住む人の価値観を表現できる自由な住まい。
自分らしい暮らしを叶えたい方にとっては、まさに理想の空間になるかもしれません。
ただし、日常の暮らしやすさ、冷暖房効率、収納力など、“生活実感”に直結する要素を軽視してしまうと、「思ったより不便…」という落とし穴も。
「かっこいい」と「住みやすい」のバランスを見極めることが、デザイナーズ賃貸選びのカギです。
納得のいく物件を見つけて、あなただけの洗練された暮らしを楽しんでくださいね!