プロに学ぶ!インテリアコーディネーターが選ぶ名品家具

お部屋をおしゃれに見せたい、でもただデザインがいいだけじゃ物足りない――。
そんなときに頼りになるのが、インテリアのプロが愛用する“名品家具”の存在です。

インテリアコーディネーターは、美しさと機能性、そして長く使える本物の価値を重視して家具を選びます。

今回は、そんなプロが実際におすすめする“ずっと使いたくなる家具”をカテゴリ別にご紹介。毎日の暮らしに寄り添いながら、空間を格上げしてくれる逸品たちをチェックしてみましょう。



① ワークチェアの名品:Herman Miller/アーロンチェア

テレワークの普及で一気に注目を集めた“仕事がはかどる椅子”。その代表格が、ハーマンミラーのアーロンチェアです。

特徴は、人間工学に基づいたデザインと圧倒的な快適さ。
メッシュ素材の通気性、細かいリクライニング調整、腰をしっかり支えるランバーサポート。長時間座っても疲れにくく、肩や腰の負担を軽減してくれます。

世界中のオフィスやデザイン事務所でも愛用されており、“椅子の頂点”とも称される名品。価格は10万円台と高額ですが、それだけの価値があるとプロも太鼓判を押しています。


② ダイニングの主役:BoConcept/Santiago セラミックテーブル️

北欧デンマーク発のBoConcept(ボーコンセプト)は、都会的でミニマルなインテリアが得意なブランド。中でも人気が高いのが「Santiago」シリーズのセラミックダイニングテーブルです。

特徴は、洗練された薄型の天板と、モダンなクロス脚。
セラミック素材は傷や熱、汚れに強く、日々のメンテナンスも簡単。機能性とデザイン性を両立した**“映えるのに実用的”なテーブル**として、ファミリーにも一人暮らしにもおすすめです。


③ ソファで空間の格を上げる:カッシーナ/MARALUNGA️

“名作ソファ”といえば外せないのが、イタリアの高級家具ブランドCassina(カッシーナ)の「MARALUNGA(マラルンガ)」。

シンプルな外観に反して、実はヘッドレストが内蔵されており、手で押すだけで背もたれの高さを調整可能。見た目はミニマル、使い心地は極上。まさに機能美を体現した一脚です。

日本の住宅にもフィットしやすいサイズ展開と、重厚感あるフォルムは、リビングの主役として長年愛される理由。高価格帯ではありますが、長く使えば使うほどその価値を実感できる“プロの定番”です。


④ サイドテーブルにもなる名作:イームズ/LCW ラウンジチェア

チャールズ&レイ・イームズ夫妻がデザインしたミッドセンチュリーの名作家具。中でも人気なのが、成型合板で作られた「LCWラウンジチェア」。

背もたれと座面が柔らかく湾曲しており、まるで体を包み込むような座り心地。軽量で移動も簡単なため、椅子としてだけでなく、飾り台やサイドテーブルとしても使える汎用性の高い名品です。

そのアートのような佇まいは、置いてあるだけで空間にセンスを加えてくれます。


⑤ 照明で空間に“格”を:ルイスポールセン/PH5 ペンダントライト️

空間の印象をガラッと変えるアイテムといえば“照明”。その中でもプロが好んで選ぶのが、デンマークの照明ブランド「Louis Poulsen(ルイスポールセン)」の代表作「PH5」です。

独自のシェード構造により、直接光が目に入らず、やわらかな間接光だけが広がる設計。テーブルの上に吊るすだけで、まるで高級レストランのような雰囲気が演出できます。

明るさだけでなく“光の美しさ”を重視するなら、これほど優れた照明はありません。カラー展開も豊富で、モダンにもナチュラルにもマッチします。


☑️まとめ:名品家具は「見た目」×「機能」の両立が鍵

プロが選ぶ家具にはすべて、「長く使える」「暮らしに寄り添う」「空間の格を上げてくれる」という共通点があります。
安価な家具で揃えるのも一つの方法ですが、“1つだけ名品を取り入れる”ことで、空間全体が引き締まる効果もあるのです。

「いい家具は暮らしを変える」とは、まさにその通り。
日常をちょっと上質にしてくれる“名品”との出会いを、ぜひ楽しんでくださいね。