在宅ワーカー向け|集中できる“1畳オフィス”の作り方

テレワークが定着しつつある今、「家の中に集中できるスペースが欲しい」という声が増えています。でも、部屋数に余裕がない…という方も多いのではないでしょうか?

そこで注目されているのが、わずか“1畳分”のスペースを活用した**「ミニ書斎=1畳オフィス」**です。たった1畳でも、工夫次第で快適で生産性の高い空間が作れます!

今回は、在宅ワーカーのための1畳オフィスの作り方を、家具配置や収納、インテリアのコツまで徹底解説します。



️1. デスクと椅子は「サイズ」と「姿勢重視」

1畳=約180×90cm。意外と奥行きはあるものの、横幅には限界があります。

●おすすめのデスク選び
幅80cm・奥行45〜60cm程度がベストバランス

折りたたみ式や壁付けタイプも有効

スライド棚付きなら、キーボードやノートがすっきり収納可能

おすすめは「奥行を活かしたレイアウト」。正面の壁に向かって配置すると、集中力が高まります。

椅子は“機能性”最優先
長時間作業なら**オフィスチェア(小型)**一択

背もたれと座面の角度が調整できるものが◎

キャスター付きでも、床傷防止マットを敷けば安心

狭いからこそ、座り心地は重要。インテリア性より疲れにくさ重視で選びましょう。


2. 収納は「壁」と「縦」を使い切る

床に物を置くと一気に圧迫感が出てしまう1畳空間。収納の鍵は、“壁面活用”です。

壁面収納アイデア
壁にコマンドフック+ワイヤーバスケットで書類や小物収納

ピクチャーレール+S字フックでヘッドホンやバッグを吊るす

100均の「有孔ボード」でフレキシブルなDIY収納も◎

デスク横のすき間活用
A4ファイルボックスを縦に積むだけでも、書類整理が簡単

可動式ワゴンなら、作業終了後に隙間へ収納可能

“散らからない工夫”が、そのまま“集中できる空間づくり”になります。


3. 環境音・照明で「五感から集中モード」に

音や光も、仕事のパフォーマンスに大きく影響します。

照明のポイント
メイン照明とは別に、デスクライト(LED)をプラス

目に直接入らない「間接光」タイプが疲れにくくおすすめ

色温度は「昼白色(5000K前後)」で作業効率UP

音環境の工夫
ノイズキャンセリングヘッドホン or 耳栓

BGMを流すなら、集中用プレイリストや自然音が最適

音漏れが気になる場合は、吸音材や突っ張り式カーテンで簡易個室化

1畳空間でも、「視覚・聴覚から仕事モードに入る仕掛け」があると集中しやすくなります。


4. ちょっとした“癒し”でオンオフを切り替える

仕事だけの空間になってしまうと、ストレスが溜まりがち。“遊び心”や“癒し”の要素もひとつ加えると、気分がリセットされやすくなります。

おすすめの癒しアイテム
小さな観葉植物(ポトス、エアプランツなど)

お気に入りのアートやポスターを壁に

アロマディフューザーやお香で香りをプラス

仕事の合間にふと目に入る“癒し”が、1畳空間の豊かさをぐっと高めてくれます。


5. パーテーションやカーテンで“空間を区切る”

ワンルームやLDKの一角に設ける場合、物理的に空間を仕切る工夫があると集中力UP。

突っ張り式パーテーションやカーテンレールで手軽に仕切りを作成

観葉植物や本棚を間仕切りとして活用するのも◎

視界に生活感が入らないだけで、“仕事スイッチ”が入りやすくなります

「区切ることで集中する」「終わったら閉じることでオフになる」——このメリハリが、狭いスペースでは特に大事です。


まとめ|“たった1畳”でも、集中できる快適ワークスペースに!

1畳という限られたスペースでも、レイアウト・収納・照明・音・香りなどを工夫することで、快適で集中できる「自分だけの仕事場」がつくれます。

小さくても“座りやすく・使いやすい”空間づくりを

壁と縦の収納を活かし、すっきり整った環境に

五感を整えるアイテムで集中モードを演出

パーテーションでメリハリのあるゾーニングを

「場所が狭いから在宅ワークに向かない…」とあきらめる前に、ぜひ“1畳オフィス”を試してみてください。
限られた空間だからこそ、集中力の高いワークスペースが手に入るかもしれません。