壁に穴を開けない!賃貸でもOKな飾り方|ピクチャーレール&コマンドフック活用術
「ポスターや写真を飾りたいけど、壁に穴を開けられない…」
そんなお悩み、賃貸物件にお住まいの方なら一度は経験したことがあるはず。
でも実は、壁を傷つけずにおしゃれなディスプレイを楽しめる方法がちゃんとあるんです。
今回は、賃貸ユーザーの強い味方である「ピクチャーレール」と「コマンドフック」を中心に、壁を守りながらセンスよく飾るテクニックを詳しくご紹介します。

ピクチャーレールってなに?どう使う?
ピクチャーレールとは、天井や壁の上部に取り付けて、ワイヤーやフックを使って絵画や写真、アート作品を吊るすためのシステムのことです。美術館やギャラリーではもちろん、高級マンションやホテルの客室などでも導入されていることが多く、インテリアにこだわりたい方にとっては馴染みのあるアイテムかもしれません。壁に直接穴を開けずに飾れるため、賃貸住宅でも注目されている便利なインテリアツールです。
ピクチャーレールのメリット
壁に一切穴を開けずに飾れる。賃貸物件で壁に画鋲やネジを打つのは難しいですが、ピクチャーレールならその心配が不要。退去時の原状回復を気にせず使えます。
飾る高さを自由に調整できる
フックを上下にスライドさせるだけで簡単に位置を変えられるため、作品ごとに最適な高さにセットできます。模様替えのたびに使い勝手の良さを実感できます。
季節や気分で簡単に入れ替え可能
写真やポスター、アートを気軽に入れ替えできるので、インテリアを季節ごとに変化させたい人にもおすすめ。春は花の写真、夏は海のポスターなど、気分に合わせた演出が可能です。
複数のアイテムを並べて“ギャラリー風”に
一枚だけでなく、大小のフレームを複数並べれば、自宅がまるで小さな美術館のような雰囲気に。家にいながら非日常感を楽しめます。
賃貸で導入するには?
最近は賃貸マンションでも最初からピクチャーレールが設置されている物件もありますが、自分で後付けすることも可能です。
突っ張り式や石膏ボード対応型が便利
壁にネジや釘を使わずに取り付けられる「突っ張り式」や「石膏ボード対応型」のレールは、賃貸でも安心して導入できます。
価格帯は2000〜4000円程度から
無印良品やニトリ、Amazonなど身近なお店でも購入可能。レール本体に加えて、専用のワイヤーやフックをセットで準備すればすぐに使えます。
取り外しも簡単
DIYで導入しても、退去時にはきれいに外せるものが多いので安心です。
おしゃれに見せるコツ
フレームは3つまでがバランス◎
壁一面に飾るよりも、あえて3つほどに絞り、左右対称から少しズラして配置すると抜け感が生まれて洗練された印象になります。
色味を統一するとまとまりが出る
白黒のモノトーンやベージュ・ブラウンなどのアースカラーで揃えると、全体がすっきりとまとまり、上品な雰囲気に。
観葉植物を吊るすアレンジもおすすめ
軽量のプランターやハンギングポットを吊るせば、グリーンが加わりナチュラルな空間に早変わり。絵や写真だけでなく立体的な演出ができるのも魅力です。
コマンドフックって便利すぎる!
「穴を開けずにフックを付けたい!」という願いを叶えてくれるのが、3Mのコマンドフックシリーズ。
特徴
・特殊粘着テープで壁に固定、剥がすときに跡が残らない!
・耐荷重は種類によって最大7kgまで対応
・石膏ボード壁、クロス貼りにも使える
・絵、時計、小物、収納など多用途
選び方のポイント
・アートや写真用:コマンド・ピクチャーホック(耐荷重1.8〜2.2kg)
・小物や鍵:コマンド・フック(S~Lサイズ)
・棚やラック:コマンド・シェルフ用フックセット(強力タイプ)
使い方のコツ
・貼る前に壁をアルコールで脱脂(油分があると粘着力が落ちます)
・しっかり押しつけて24時間放置(安定するまで時間が必要)
・剥がすときはゆっくり“下に引く”のがポイント!(引っ張る方向を守らないと跡が残ることも)
・フレームや小物の重さを測ってから、耐荷重に合った商品を選びましょう。
プチアレンジで“映える壁”に変えるアイディア
ピクチャーレールやコマンドフックを使って、ただ「飾る」だけじゃなく、アレンジを加えるともっとおしゃれに!
アイディア1:フレーム×ファブリックの組み合わせ
布製ポスター(タペストリー)をアートフレームと組み合わせて、抜け感ある壁面に
やさしい印象になり、韓国風や北欧風のテイストにも◎
アイディア2:吊るし収納をインテリアに
壁に沿ってコマンドフックを並べ、S字フックで帽子・バッグ・ドライフラワーをディスプレイ
見せる収納とデコレーションを兼ねた一石二鳥
アイディア3:ミラーや時計も壁に設置
軽量ミラーやウォールクロックも、コマンドフックで壁掛けOK
「空間が広く見える」+「便利」で一石二鳥のアイテムです
まとめ|賃貸でも壁を楽しむ!暮らしに“アートと工夫”を
「賃貸だから」「穴を開けたくないから」とあきらめていた壁のインテリア。
でも、ピクチャーレールやコマンドフックを上手に使えば、誰でも気軽にセンスのいい空間がつくれます。
・お気に入りのアートを飾って癒しの空間に
・デッドスペースを飾り棚や収納として活用
・雑貨や植物で季節感を演出
“壁を使ったインテリア”は、部屋の印象を大きく変える力があります。
ぜひ、あなたの部屋にも「壁を飾る楽しさ」を取り入れてみてくださいね!
